よく保護者の方にお話することをまとめておきます。特に、小さいお子さん向けです。
楽器をどこにおきましょうか?
小さいうちは、居間がベスト。
家族の目に触れるところにあると
自然と練習するようになります。
ピアノを弾きに一人でピアノ部屋に行くのは
小さなお子さんには大変なことです。
みんなはテレビをみているのになあ…。
居間にあれば、
ご飯のあとや、おやつのあとに
歯磨きでもするような感覚で弾く習慣がつきます。
また「練習しなさい」というより
経験上こちらのほうが効果があります。↓
親がピアノを弾いていると
(練習するフリでもよし)
私も弾く!とか
お母さんに教えてあげる!などと言って
横取りしてきます。
ピアノ椅子に座っているだけでも
ずるい!私も!と飛びついてきます←全然ずるくないです。家事をしたいんです。
試してみて下さい。
そして、子供がそばにいるときは
親は自分の弾きたい曲を練習出来ないと
割り切った方がよいです。
本当に弾けないです。
誘導がうまくいった、シメシメ。
と思うようにしましょう。
◇足台を必ず用意すること
肩幅くらいの大きさは最低必要です。
足を楽に広げて、正しい姿勢に。
◇楽譜に、ドレミの文字をなるべく書かない、不必要な指番号も書かない
音符を読んでほしいからです。一緒にドレミを読んであげるのはOKです。
◇ドは親指、ドは赤色、などの関連付けは✕
ポジションが移動したときに混乱しないため。
◇ピアノに音名シールを貼らない
シールがないと弾けないのでは後々本人が困ります。
◇大きい音が出せる、速く弾けるようになるのはずっとあとでOK
指が育っていない初期段階では、やさしい音で丁寧に弾くのが大事です。
◇ピアノを弾く時間くらいはテレビやラジオを切る
音をよく聴いて弾けるように。
◇鍵盤カバーの上に物を置かない
練習が面倒になる第一歩!
学校のプリントや、ぬいぐるみはどけましょう。
◇キーボード、電子ピアノの場合は、できるだけピアノと同じ音量に設定して練習
近所迷惑にならないように、または練習をきかれるのが恥ずかしいから、と
普段、小さい音量で練習しているお子さんがいらっしゃいます。
耳やテクニックが育ちませんし、レッスン室のピアノの大きい音に驚いてしまうこともあります。
音量のコントロールは弾き方で変えるようにしましょう。
◇鉛筆、箸の持ち方を正しく
手の形は、ピアノを弾く時だけでなく、日頃の生活から正しく。
◇手遊び、外遊びを多く
おはじきや、お手玉、塗り絵など、手先を使う遊びをすると良いです。
またボール投げ、縄跳びなど全身を使う遊びも。
◇レッスンの復習はなるべくその日のうちに
カバンから荷物を出すついでに、
今日はこんなことを習ったね、
宿題は出ているかな、と
さらりと確認する程度でよいです。
レッスン後できっとクタクタですから。
しっかりとした復習、さらいこみは翌日からで大丈夫。
◇保護者の協力も大事
好きだったら放っておいても練習するはず…だと良いのですが、小さい子はそもそも
ピアノは毎日練習するものだ、ということを知りません。
なので、「ご飯をすませたらピアノの時間ね」と声掛けをお願いします。
少なくとも、はじめの一年間、習慣になるまでです。
◇「合格」をせかさないで
早く合格するのが目標ではありません。間違えずに弾けたら○、というものでもありません。
※曲ごとに合格するためのポイントがありますのでたとえ間違えがあっても
その曲の合格ポイントがおさえられていれば○にすることがあります。
◇合格した曲はいつでもひける曲に
一度○をもらった曲はそれっきり、振り返り弾く人が少ないように思います。何か弾いて、と言われた時にいつでもお披露目できるように。
◇練習カードはなるべく毎日
教室では、指の運動や読譜のための「練習カード」をお渡ししています。今日はこれをやってみよう、と日替わり感覚で取り組んでみて下さい。
◇分からないことがあるときは即問い合わせください
練習カードのやり方が今ひとつ分からない、宿題の意味がわかならない時は
すぐメールでお問い合わせください。
間違えたやり方で一週間続けてしまっては時間が勿体ないし、意味がありません。
レッスン時間外で申し訳ないのでは、などと思わず、いつでもどうぞ。
うまく伝わらなかったのならこちらこそ申し訳ないので。
◇週末発表会のすすめ
ご家族がお揃いの週末などにミニミニ発表会をすると、やる気がアップするかもしれません。
今練習している曲を、お家の方の前でお辞儀をして、拍手を受けて、弾く。これだけです。
習い始めですと30秒で終わってしまいますが(笑)うまく弾きたいでしょうし、拍手はうれしいものです。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から